概要
今年葉山芸術祭は30年目の第30回を迎えます。この30年間、地域発住民主体アートプロジェクトとして場を創造し続けて来ました。振り返ると、葉山芸術祭において「参加」こそ最も重要なキーワードと思います。今回この基本を見つめなおし、新たな市民参加型アートイベントとして立上げたのがHayama PhotoActionです。
写真表現はスマートフォンやデジカメ、編集ソフトウエアが広く普及する今、誰にとっても最も身近なアート活動と考えます。だからこそ写真家は更なる創造的表現が求められるのだと思います。プロ・アマを問わず多くの参加者によって創られて来た葉山芸術祭で写真を中心としたメディア表現の企画で新たな様々な「参加」を創りあげたいと考えています。
しかしながら、今回は新型コロナウイルス感染拡大のため、多くの「参加」の試みは残念ながら中止しました。それでこれまで継続的に葉山芸術祭に参加いただいた地元葉山の写真家3名とその友人作家に屋外展示の協力をお願いし、第1回目開催となりました。今回を始まりとしてこれから様々な方々が参加できるメディア表現のイベントとして続けたいと考えています。
テーマ
“ありがとう” ? ことばは かけはし?
“おはよう”でも“ごぶさたです”でも“こんにちは”でも“さようなら”でも良かったんですが、“ありがとう”にしました。たまたまです。新型コロナ禍あけに、久々出会う時の、口ごもりながらかけることばです。ただ黙って、すれ違うのは駄目だなと思いました。 室内に2年もいると他人とどう接したらいいか わからなくなる。なんでもいいから声をかけよう。“ありがとう!”でいいんじゃないかな。
作品制作
葉山芸術祭は参加企画の集合体です。基本参加される表現者自身が全てを決めて作品制作・展示します。今回、Hayama PhotoActionはこれまでと違い葉山芸術祭実行委員が担当写真作家との会話を基に作品に関わっています。
テーマ「ありがとう」を作品と共にテキストでも表現します。担当の葉山芸術祭実行委員と一緒にストーリー/写真作家はその作品を通じて、だれに向かって“ありがとう”と言っているのか? を相談して進めました。
これらは Hayama PhotoAction 特設WEBで見る事が出来ます。
日 |
4月23日(土)〜5月15日(日) |
時 |
葉山芸術祭開催中は常時展示 |
所 | 森戸神社 / 葉山町堀内1025 |
催 |
ブルース・オズボーン 葉山芸術祭実行委員会 |
@ | yoshiko@intheozone.net |
日 |
4月24日(日)〜5月15日(日) |
時 |
葉山芸術祭開催中は常時展示 |
所 | 森山神社一色会館前 / 葉山町一色2167 |
催 |
佐藤 正治(シュガースタジオ) 葉山芸術祭実行委員会 |
@ | sugar.studio@jcom.home.ne.jp |
日 |
4月29日(金)〜5月5日(木) |
時 |
11:00〜16:00 |
所 | もしもスペース / 葉山町堀内1005 |
催 |
葉山芸術祭実行委員会 |
協 |
もしもPOPUPスペース |
@ | khf12061@nifty.com(松澤) |
森山神社では、境内入口から本殿までの高低差に、民家、神社会館、樹木、桟敷席がひな壇のように並んでいます。
最上段の本殿から見渡せる里山と海、そして境内へと目を移せば、そこには劇場的な空間が広がっています。 葉山芸術祭にとって森山神社は中心的な存在であり、青空アート市は最も人気のイベントです。
出展希望者増加のため、4/23に「青空アート市PART-1」として、そして5/14と5/15に「青空アート市PART-2」として2回にわたり合計3日間開催されます。
※雨天でも決行です。
日 |
PART-1:4月23日(土) PART-2:5月14日(土)〜15日(日) |
時 |
青空アート市:10:00〜17:00 |
所 | 森山神社境内 / 葉山町一色2167 |
催 |
葉山芸術祭実行委員会 森山イベント実行委員会 |
@ | contact@hayama-artfes.org |
「森山神社・よいみやまつり」が葉山芸術祭初日のオープニングイベントとして、 葉山コミュニティーの交流場所である森山神社にて今年よりスタート。
同時開催の「青空アート市PART-1」では様々なお店でのお買い物を、選りすぐりの屋台村で美味しいフードやドリンクを楽しむことができます。
ワークショップでは各自に楽器を持ち寄り、当日ライブ参加のために平井ペタシ陽一氏を中心に課題曲を合同演奏練習。
夕方からはペタシグループの音楽、ダンス、パフォーマンスと共に地元コミュニティーのダンサー達やワークショップ参加者と皆でおまつりを作り上げます。
最高の季節を迎える葉山・森山神社で過ごしてみませんか?
DJ : Tommy Returntables (SANKOFA)
日 |
4月23日(土) |
時 |
DJ:14:00〜 ペタシW.S.:15:00~15:45 ライブ:(二部構成)18:00〜/19:00〜 |
所 | 一色会館 / 葉山町一色2167 |
催 |
葉山芸術祭実行委員会 森山イベント実行委員会 |
費 |
W.S.参加費無料 ライブ:ドネーション歓迎 |
@ | contact@hayama-artfes.org |
葉山芸術祭に「影絵」が帰ってきます。本場インドネシアで伝統的な影絵とガムランを学び、独自のパフォーマンスへと展開し国内外で活躍するアーティスト川村亘平斎が、2年ぶりに子ども達とコラボレーションをします。今回はコロナ感染拡大を避けるため、人形制作は事前のオンラインワークショップで。
5/1の「影絵あそび」への参加は完全予約制で開催。(当日の模様を森山神社で観覧は可能ですが、密をさけるため入場規制の可能性あり)
その様子はSNSでライブ配信のほか、記録映像を後日公開します。
夕闇せまる森山神社に流れる音楽、そして灯りのなかで、即興演奏のように紡ぎだされる影絵の物語、お楽しみに。
影絵あそび
“町に住んでいた動物たちと外からきた動物たちの物語”を子どもたちと創作した3年前の葉山芸術祭「影絵と音楽」。
今回は“海と山に挟まれたとある神社に集まる鳥たち”が繰り広げるストーリーが展開されます。
海の上を悠然と飛ぶ鳥、
声が自慢の街中の鳥、
森の中をすいすい飛ぶ鳥……
さて、どんなユニークな鳥が、どんなお話をしてくれるのか。
お楽しみに!
川村亘平斎 プロフィール
影絵師・音楽家。1980年東京生まれ。
インドネシア共和国・バリ島にのべ2年間滞在し、影絵人形芝居「ワヤン・クリット」と伝統打楽器「ガムラン」を学ぶ。
アジアを中心に世界各国で影絵と音楽のパフォーマンスを発表する。また、日本各地でフィールドワークやワークショップを通じて、土地に残る物語を影絵作品として再生させる活動も高く評価されている。
音楽ユニット「滞空時間」主宰。
日 |
5月1日(日) 4月に人形制作のWSをオンライン開催(参加募集は別途) |
時 |
影絵あそび / 18:00~20:30 |
所 | 森山神社(一色会館) / 葉山町一色2167 |
催 |
葉山芸術祭実行委員会 森山イベント実行委員会 |
費 |
観覧・視聴は無料 / WS参加:2,500円 |
人 |
*入場制限を行なう可能性があります。 |
@ | contact@hayama-artfes.org |
今回の「影絵あそび」は、川村亘平斎と子ども等が夕暮れの森山神社で事前に制作した影絵人形を操りながら即興的に物語をつくりあげていくという趣向です。
葉山芸術祭でお馴染みの森山神社も夜になると、少し違った雰囲気。境内全部が舞台となって、不思議なサウンドが鳴るなかで、神社の木々や葉っぱの影もざわざわ……そんななかで、影絵師・川村と、予想できない不思議な物語をつくりだす、参加者の子ども等を募集しています。
参加には以下の条件をクリアできる状況のお子さんが対象です
参加希望の方は、下記URLの申し込みページよりお申し込みください。
条件を備えられているお子様の先着25名で締め切ります。お申し込みは保護者の方が、お子さんの名前とともにお申し込みください
主催:葉山芸術祭実行委員会
協力:川村亘平斎
開催日時:人形制作Zoomセミナー:
問い合わせcontact@hayama-artfes.org (担当/長谷川)
●オーダーメイド・ガイドツアー
葉山芸術祭実行委員会では葉山芸術祭期間中にガイドツアーを様々な形で行います。
日程、内容等ご希望に合わせたガイドツアーを作ります。
ガイドツアーの紹介、お問い合わせ、ご相談、料金等の詳細は以下のフォームからご希望のガイドツアーについてお問い合わせください。
●葉山ART WALKガイドツアー(5月3日)
葉山にアトリエをもつアーティストを中心にガイドツアーを開催します。 詳細・申込はWEBで。
●トレイルランニングで芸術祭ツアー(5月3日・4日)
葉山町を中心として、逗子市、横須賀市の各地で開催される芸術祭イベントや参加企画を町内の山道を通って巡りませんか?
開催日時と詳細は4月末にここで発表します。
「芸術祭、どう観よう?」という人も、
「葉山町のトレイル(山の中の道)を走ってみたい」という人、
どちらも歓迎です。
①5月3日 11:00 旧役場前スタート
国際村&秋谷スペシャル(バス利用 約6Km)
②5月4日 11:00 長柄交差点スタート
長柄〜堀内〜一色エリア(約7km)
海洋彫刻家 神山豊さんと『海の楽器をつくろう』
葉山のさわやかな海の音を楽器にしましょう。
80センチほどの竹にドリルプレスで穴をあけ、
その中に貝殻、小石、シーグラスを詰めれば完成です。
時間が残った人はアクリル絵の具で絵付けをしましょう。
(絵付けは帰宅後にご自宅でもできます)
開催:5月7日(土)
時間:10時集合 12時まで
会場:葉山町立図書館2Fホール(葉山町堀内1874)
対象:葉山町在住の小学生
*低学年のお子様は大人1名の付き添いを必ずお願いします。
*高学年のお子様の保護者の方も見学もできます。
参加費:無料
服装:汚れても良い服装、作業のしやすい服装でお越しください。
持ち物(必須):水筒(水分補給のため)
持ち物(任意):シーグラス、貝、小石など楽器の中に入れるもの。(小豆の大きさ程度)
主催:葉山芸術祭実行委員会
お願い:引率・見学者はお子様1人につき1名とさせていただきます。 感染対策のため、検温・アルコール消毒・マスク着用のご協力をお願いします。
■お申し込み
以下の申し込みフォームからお申し込みください。
なお、お申し込み多数の場合は先着順でキャンセル待ちとさせていただきます。
神山豊(海洋彫刻家)
『一本の木』を削り出し海の生物をいきいきと彫刻し、自らつくる木の歯車により『動く海洋彫刻』という表現を確立。国内外の展覧会に出品し、観客に喜びと体感をもたらす、独自性の非常に高い作品を発表。子どもワークショップ等も人気が高い。2022年には湘南国際村に『海のギャラリー』をオープン。葉山芸術祭に参加し、ギャラリーにて作品発表予定(参加企画054)
2008年 渡米。NYで彫刻を学ぶ
2013年 ISE NY Art Search 2013「ISE
AWARD」受賞、第87回国展彫刻部奨励賞受賞
2014年 「ISE NY Art Search受賞者展」出品(NY)
2015年 第89回国展F氏奨励賞受賞
2016年 神奈川県美術展「準大賞」受賞
2017年 第27回UBEビエンナーレ「下関美術館賞」受賞
2018年 韓国「ハスラアートワールド」アートレジデンス
日 |
5月7日(土) |
時 |
10:00〜12:00 |
所 | 葉山町立図書館2Fホール / 葉山町堀内1874 |
催 |
葉山芸術祭実行委員会 |
費 |
無料 |
@ | contact@hayama-artfes.org |
今年の葉山芸術祭では「案内所」を4月29日(金)〜5月8日(日)の間、11時〜16時で特別設置します。(5月6日(金)は休館)
場所は森戸神社参道入口横の「もしもスペース」の協力で、店内スペースに設けます。
その日の見どころ、オススメの場所などどんなことでもわかる限りで対応させていただきます。もちろんガイドブックも手に入ります。
お気軽にお立ち寄り下さい。
日 |
4月29日(金)〜5月5日(木) 5月7日(土)〜8日(日) |
時 |
11:00〜16:00 |
所 | もしもスペース / 葉山町堀内1005 |
催 |
葉山芸術祭実行委員会 |
@ | contact@hayama-artfes.org |