以下の主催企画は2016年の第24回葉山芸術祭のアーカイブ保存です。
大分、熊本。西日本から「竹あかり」のイベントが全国に広がっています。「竹あかり」はキャンドルライト、アートインスタレーション、祭りの演出など、見方によってどれにも受け取れる存在です。一頃、全国に爆発的に広がった「よさこい」のような「新しい祭り」のようでもあります。
葉山芸術祭は生活と共にあるアートや音楽を通じて、新たな地域の関係を生み出すアートイベントとして親しまれてきました。その視点から「竹あかり」と、そこから広がる展望を伺うため、熊本から「竹あかり」製作チームのCHIKAKENをお招きし、竹あかりツアーと題し、広く参加者を募ることにしました。
「竹あかり」のイベントでは大量の竹を使用します。里山の竹資源の新たな活用方法としても優れているのです。長らく葉山の竹を使い続けている海の家「ブルームーン」と「オアシス」に伐採から展示までの製作サポートを頼みました。竹資源の活用の観点からも、多くの方々に協力を仰いでいます。
■竹あかりツアー7日間
森山神社境内での「竹あかり」製作、フォーラム、葉山町と共同主催する「しおさい公園・竹あかり展」の点灯展示まで、とにかく「竹あかり」に関わる7日間です。
ガイドの「CHIKAKEN」や竹の海の家「ブルームーン」「オアシス」との交流から、竹との距離が一気に縮まる経験になるでしょう。大分・うすき「竹宵」、熊本「みずあかり」を訪ねるきっかけとなるかもしれません。
参加は1日だけでも全日程参加でもかまいません。気軽に応募ください。
※備考:ツアー参加は1日だけでも全日参加でも同じ金額となります。また製作された作品は、しおさい公園で展示ののち返却されます。ご了承ください。
・会場:森山神社・境内~しおさい公園・日本庭園
・ガイド:CHICKEN from 熊本「みずあかり」
・定員:100名
・参加料:一般3,000円 中高生2,000円
※芸術祭2016エントリー参加者は2,000円
・日程 4/29(金)~5/1(日)10:00~15:00
境内で「竹あかり」の製作
※2夜の境内ライブでの各自点灯をお願いします。 5/1(日)14:00~17:00 フォーラム「竹の文化」 5/2(月)10:00~15:00 しおさい公園に搬入・設置 5/3(火)~4(水) 18:30~20:30 竹あかり展での点灯
5/5(木) 早朝撤去
■フォーラム「竹の文化」
・日時:5/1(日) 14:00~17:00
・会場:一色会館(予定)
a) 竹の可能性/望月昭
b) 竹あかり/三城賢士
c) 竹のアートプロジェクト/望月昭、三城賢士、朝山正和(葉山芸術祭)
■しおさい公園・竹あかり展
・日時:5/3(火)~4(水)18:30~20:30
・会場:しおさい公園・日本庭園
・公園入場料:300円
協力:海の家ブルームーン&オアシス(竹の伐採から製作・撤去まで)、清水紀人(ロケットストーブ・ワークショップガイド)、岸本邦男(竹を燃料とするロケットストーブの会場係として)、森と畑の学校(竹材の保管他)
●CHIKAKEN/ 竹あかり演出家。メンバーは池田親生(いけだちかお)氏と、三城賢士(みしろけんじ)氏の2名。「人と人」「人とまち」「人と自然」を繋ぐ「竹あかり」の演出・制作プロデュースをベースに環境循環活動を展開。また、全国各地にて新たな日本の文化にすべく「竹あかりの魅力」を伝え、制作指導とともに、まちづくり活動を行っている。活動拠点は熊本。共に1982年生まれ。
●望月昭/1942年、横浜で生まれ静岡県沼津市で育つ。ランドスケープ・アーキテクト。東京農業大学およびデンマーク・ロイヤルアカデミー卒。主な作品はイラク・バクダットの革命記念広場、東京都夢の島植物園、スウェーデン・ロノビィー市の日本庭園等多数。1999~2009年兵庫県立淡路景観園芸学校、兵庫県立大学自然・環境科学研究所教授。2009~13年武蔵野美術大学教授。
葉山芸術祭において森山神社の劇場空間は大変重要なイベント拠点です。
ここで開かれる「青空アート市」は最も人気のイベントですが、増大する参加者によりライブなどの催しを別途独立させたのが「雑木囃子ライブ」でした。その後ライブイベントはさらに進化し、一昨年からは「あかりのイベント」として暗くなる時間まで開催されています。
そして今年は2日間開催の「あかりのイベント」に「青空アート市PART-1」も同時開催で加わり、さらに盛況になります。
子供から大人まで1日中楽しめるアートイベントとして、この祝祭を満喫しください。
■青空アート市PART-1
毎年参加者が増加現象にある「森山神社・青空アート市」ですが、最近は定例開催日だけでは収まりきらず、この「あかりのイベント」に飛び出して「プレ青空アート市」として開催していましたが、とうとうPART-1としてさらに拡大されます。
10:00~17:00の間、参道沿いに約30店程が出店します。 ライブやパフォーマンスと合わせてお楽しみください。
■ライブパフォーマンス
4月30日(土) 19:00~20:30
滞空時間
●インドネシアの青銅打楽器【ガムラン】と【影絵】を駆使して、唯一無二のパフォーマンスを繰り広げる芸術家・川村亘平斎のソロユニット。都市と土着が融合した新たなお祭り空間は、日本のみならず世界中から熱い支持を受けている。
http://taikuhjikang.com/profile/
5月1日(日) 19:00~20:30
マレウレウ+OKI
●marewrew アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ。さまざまなリズムパターンで構成される、天然トランスな感覚が特徴の輪唱など、アイヌROOTSのウポポを忠実に再現する貴重なアーティスト。
●Oki 旭川アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。1993年より樺太アイヌの弦楽器トンコリの再生に取り組み、トンコリの演奏と楽器製作を始めた。
http://www.tonkori.com/profile/
追記:5月1日に出演予定だったOKIさんが急病のため出演不可能になりました。 また、それに伴いマレウレウのメンバーも1名欠員になりそうです。
そのため突然ですが、30日に出演の川村亘平斎さん(滞空時間)が影絵でマレウレウとジョイントすることになりました。
マレウレウ+川村亘平斎(影絵)となります。 ご了承ください。
森山神社では、境内入口から本殿までの高低差に、民家、神社会館、樹木、桟敷席がひな壇のように並んでいます。
最上段の本殿から見渡せる里山と海、そして境内へと目を移せば、そこには劇場的な空間が広がっています。 葉山芸術祭にとって森山神社は中心的な存在であり、青空アート市は最も人気のイベントです。
出展希望者増加のため、最近は2日間にわたる開催となっていましたが、ついに今年は「あかりのイベント」の4/30と5/1に「青空アート市PART-1」として、そして5/14と5/15に「青空アート市PART-2」として2回にわたり合計4日間開催されます。
※5月15日のパフォーマンス参加
◆エイサーグループ「東京エイサーシンカ」沖縄の踊り念仏。海との結びつきが強く、曲も魂(マブイ)と海にまつわるものが多い。
※神社境内を汚さないよう気をつけましょう。小さなゴミ袋を持参ください。
●フードブースではゴミにならないカップや皿を用意していますが、できればマイ箸、皿、カップをお持ちください。
●タバコは指定の場所でお楽しみください。
●パーキング(旧役場)は参加者用です。
●飲酒での運転はお断りします。
協力:森山神社氏子会、玉蔵院、神社周辺の皆さま